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インタビュー

多くの出会いで広がる人の繋がりの輪

自ら動いて成長を

 見学時に臨床研修医が活躍する姿を見て、中央病院は積極的に診療に関わりながら、多くを学ぶことができる場所だと確信しました。同期は出身大学もいろいろな15人。目的を持って集まってきた同期と教え合い、頼り頼られながら、良い刺激を受けています。若いレジデントの先生の姿を見るだけでも勉強になるし、たすきがけで来る臨床研修医も多く、「人の繋がりの輪」が広がります。学生時代は教材や試験をクリアすれば十分でしたが、社会人になると試験もないので、自分から積極的に仕事をもらいに行かないと成長できません。自ら動いて、得る。その環境は整っています。

本間圭樹

本間ほんま圭樹けいじゅ

山形県山形市出身 1995年生まれ
東北大学医学部卒
臨床研修病院:岩手県立中央病院

志望診療科を見据えたサポートが得られる環境

丁寧な研修医対応

 見学時に雰囲気が好きだったのと診療科が多いことが、ここでの研修の決め手になりました。同期は全部で8人。たすきがけで他病院から来て、さらに増えることも。人数が多いと、先に回った人に科の状況を聞いたり、自分の所見を伝えたりと情報を共有できるメリットがあります。皮膚科志望と表明していたので、病理を回った際は皮膚系のものを見させてもらい、救急科からは「火傷の患者さんが来たよ」と教えてもらうなどの機会も与えられました。私は今後の予定をかなり早めに決めましたが、ギリギリになっても先生方は優しくサポートしてくれます。岩手は臨床研修医対応がとても丁寧と感じるので、研修にはおすすめです。

杣悠理

そま悠里ゆうり

岩手県盛岡市出身 1997年生まれ
秋田大学医学部卒
臨床研修病院:岩手県立磐井病院

しっかり学び、働くために環境の選択は大切です

高い自由度を活用

 学生時代から慣れ親しんだ環境であること、研修プログラムの自由度が高いことから岩手医科大学附属病院を選びました。私はまだ未熟なところが多いので、大学病院で診る専門性の高い疾患の前にオーソドックスな病気や出産を診ることが大事だと考えて、たすきがけを利用して盛岡赤十字病院の小児科・産婦人科・総合診療科に行きました。進みたい分野が決まったら、大学病院でさらに学びたいと思っていますし、大学院にも所属していて研究の分野でもできることを増やしたいという希望があります。臨床研修医として2年間、しっかり学んで働くためには、自分の性格もよく考えて病院を選ぶことが大事だと思います。

渡邊翠

渡邊わたなべみどり

愛知県名古屋市出身 1993年生まれ
岩手医科大学卒
臨床研修病院:岩手医科大学附属病院

自分が望む密度とペースで徐々に力をつけています

科を越えて連携

 先生方と病院全体の雰囲気が自分の肌に合うと感じ、ここで臨床研修のスタートを切りました。科の垣根が低く、先生方の連携がとても深いと感じます。熱心な指導を受け、手技もたくさんやらせてもらいました。久慈病院は自分のやりたい密度とペースで、心身ともに健康的に研修できるのがありがたいです。研修を通じて、目の前にある情報だけで判断せず自分で考える力がついてきたかなと思います。また、医師は人と人との関わりの中にあり、周りの人とどうコミュニケーションをとっていくかが大切だということも学びました。病院の一員として貢献しながら、知識と経験を身につけ、どんなときも落ち着いて対応できる医師を目指します。

菅原寛志

菅原すがわら寛志ひろし

岩手県宮古市出身 1998年生まれ
自治医科大学卒
臨床研修病院:岩手県立久慈病院

少人数の体制で経験を積みやりがいを感じています

助言が気づきに

 少人数制の研修体制であればコミュニケーションが取りやすいと考え、宮古病院を研修先に選びました。先生方の指導は丁寧で手技も多く経験させてもらい、できることが増えてきました。患者さんと話す機会も増え、感謝の言葉をもらうと嬉しく、やりがいに繋がります。宮古病院には「これを学びたい」という自分の意思で科を選んで回れるメリットがあります。一方で、上の先生から「これは重要だから取り組んでみて」と言われて学ぶ場面では、自分では気がつかないことに気づくことができ、成長する機会になりました。その経験から、自分で動く主体性とアドバイスを受け取る受容性のどちらも大切だと感じています。

宮川聖史

宮川みやかわ聖史まさし

岩手県盛岡市出身 1995年生まれ
岩手医科大学卒
臨床研修病院:岩手県立宮古病院

優しく熱心な指導のもと実践に臨んでいます

積極性を大切に

 救急診療科が強い大船渡病院で救急の初期対応を学び、緊急時に動けるようになりたいと考え、研修先に選びました。どの先生も熱心に指導してくれますし、看護師や放射線技師、薬剤師など、他職種の皆さんも優しいので、毎日、頼りにしながら研修しています。「やりたいです」と積極的に手技や診療にトライし、チームの一員として関わる中で自分の勉強不足を感じ、「もっと勉強しなければ」とモチベーションが上がってきました。患者さんに寄り添い、しっかり話を聞いて、それに合った医療ができる優しい医師でありたい。同時に、常に探究心をもち、緊急時も冷静な医師に、という目標に向かって、今のうちにたくさん吸収したいです。

荒屋禅

荒屋あらやしずか

岩手県大槌町出身 1996年生まれ
岩手医科大学卒
臨床研修病院:岩手県立大船渡病院

コモンから急性期まで幅広い経験が可能です

親身な指導に感謝

 科が豊富な中部病院なら、1つの病院でみっちり研修できると考えて研修先に選びました。救急や当直などのファーストタッチは研修医がしますが、方針に迷うときは親身に教えてもらい、先生のほうから「大丈夫?」と声をかけてもらったりと、安心して働ける環境がありがたいです。今は地域医療研修で東和病院にいます。ここは先生や看護師の数も少ないので、皆で1つになって、という感覚が強いように感じます。科を問わず、そばにいる先生に尋ねると、丁寧に教えてもらえます。岩手では地域の病院から大学病院まで、コモンディジーズから急性期の症例まで幅広く経験できるのがメリット。どちらも経験できて良かったと思います。

鳥羽有紀

鳥羽とば有紀ゆき

岩手県盛岡市出身 1997年生まれ
岩手医科大学卒
臨床研修病院:岩手県立中部病院

1期生として貪欲に学び多くの経験を積みました

研修なら岩手で

 盛岡市立病院の臨床研修医1期生ということもあって、自分からお願いし、さまざまな経験をさせてもらいました。3つの研修プログラムから外科集中コースを選択して1年目に4カ月回った中で、たくさん手術に入り、執刀もしました。当直は宮古病院にお願いし、土日を使って月2回ほど経験させてもらっています。母校での実習のときに岩手で研修した先生から、「いろいろ経験できるのが岩手県だ」と聞いていた通りです。また、患者さんが優しく、患者さんに育ててもらえる環境だと思います。外科系を目指していますが、内科系でもしっかり学ぶことが、自分の将来にとってプラスになると感じています。

海賀俊征

海賀かいが俊征としゆき

栃木県上三川町出身 1982年生まれ
東北医科薬科大学卒
臨床研修病院:盛岡市立病院

臨床を離れず家庭も子育ても

自分の経験を生かして

 臨床研修期間中に結婚し、妊娠・出産を機に、自分の経験を生かしたいと考えて産婦人科に決めました。もともと女性に寄り添える科で、と考えていましたが、経験を通して初めてわかることがあり、患者さんの立場に立てると実感しています。
 夫が今年から大船渡病院に勤務しているので、一緒に子育てをしながら仕事をするため、中央病院に所属しながらレジデントで大船渡病院にいます。中央病院の産婦人科には、どこの病院で何カ月間勤務するかを選択できるプログラムがあるので、それを活用しました。研修医を終えたあと、医師として非常に重要なステージを迎えますが、私は家庭と子育てに重きを置きながら臨床を離れない、という選択をしました。

後輩のロールモデルに

 専攻医の3年間は、家庭やプライベートでも大切な時期に重なることも多いと思いますが、臨床の場を一度完全に離れると戻るのは難しいと感じています。私は夫の協力、県立病院の保育園の充実、周りの先生の理解のもとで働き続けることができています。
 気仙地区の周産期医療を大きく担う大船渡病院は中央病院とも違った環境で、その意味でも学ぶことが多いです。プライベートを諦めることなく症例や経験を積み重ね、些細なことも相談してもらえる、患者さんに寄り添える医師になりたいです。専門医を目標にコツコツと研鑽を重ね、将来は後輩のロールモデルになれたらと思っています。

玉田春紫

玉田たまだ春紫つくし

専攻医

静岡県静岡市出身 1991年生まれ
東京女子医科大学卒
臨床研修病院:岩手県立中央病院

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パンフレット
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