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インタビュー

現場の先生方をモデルに患者さんと向き合っています

充実した支援体制

 胆沢病院は1科ごとのローテーションが長く、深く学ぶことができるのが魅力です。研修のバックアップ体制が整っていて、指導医でない先生方も「分からないことがあったら、すぐ聞いて」というスタンスでいてくださり、研修医を育てようという雰囲気を感じます。もともと循環器科を考えていましたが、回った科の面白さを知ったり、先生方の患者さんに対する姿勢に感銘を受けたりする中で、ほかの科も視野に入ってきました。研修を通じて身に付いたことは、患者さんへの接し方です。最初はカルテからの情報収集でいっぱいいっぱいだったのですが、今は上の先生方を見習い、患者さんと顔を合わせてちゃんと話を聞くよう心がけています。

千葉 勇輝

千葉ちば勇輝ゆうき

岩手県奥州市出身 1998年生まれ
秋田大学医学部卒
臨床研修病院:岩手県立胆沢病院

個を大切にする診察をアメリカで学びました

短期海外研修が糧に

 以前から異文化交流に関心があり、「岩手県臨床研修医短期海外研修」に応募。ニューヨークの2つの医療施設で研修する機会をいただきました。研修先の先生方は、人種や宗教、言語、生活スタイルなどバックグラウンドが異なる患者さん一人ひとりを、差別することなく、人として尊重して診療されていました。 私の志望する精神科では、特に患者さんのお話を傾聴し、寄り添う姿勢、そして職種の分け隔てなくチーム一体となって患者さんのために力を合わせることが求められると思います。 研修先の先生方の対応や、スタッフ同士が互いに信頼、尊重し合って働いている姿から、目指すべき医療について多くを学ぶことができました。

寺田 茜

寺田てらだあかね

岩手県盛岡市出身 1998年生まれ
岩手医科大学医学部卒
臨床研修病院:岩手県立中部病院

他職種との距離が近く働きやすい環境です

全力サポートに感謝

 大船渡市で育ち、盛岡で学生生活を送ったので、新しい環境で研修を始めようと考えました。見学に来たとき、久慈病院は他職種との距離が近くて雰囲気も良く、働きやすそうだなと感じました。科と科の垣根が低く、回っている科ではない先生から声をかけていただいて手技を経験させてもらうこともありますし、自分から「やりたいです」と言ったことに対して全力でサポートしていただくなど、とても良い環境で学んでいます。研修を通じて、患者さんの背景にまで踏み込んで考え、病態からいろいろなことを類推して診ることの大切さを学んでいます。ただ治すだけでなく、患者さんに寄り添える医師を目指します。

新沼 勲平

新沼にいぬま勲平くんぺい

岩手県大船渡市出身 1997年生まれ
岩手医科大学医学部卒
臨床研修病院:岩手県立久慈病院

ライフプランも考えられる恵まれた研修環境です

女性医師をモデルに

 学生時代から産婦人科に興味を持っていました。周産期に力を入れていること、病院全体の雰囲気の良さから大船渡病院を選びましたが、入職してからはロールモデルとなる女性医師の先生方との出会いもあり、選んで良かったと思います。中規模の病院なので、医師だけでなく看護師やほかのスタッフも研修医のことを「個」で認識し、成長を見守ってくださっていると感じています。終業後、産婦人科の先輩方にラパロボックスでの練習や勉強会に誘っていただいて、その帰りにご飯をご馳走になることも。確かな技術には修練が必要ですが、大船渡病院でとても楽しく研修しています。研修先としてお勧めしたい環境です。

大野 妃香

大野おおの妃香ひめか

岩手県盛岡市出身 1996年生まれ
自治医科大学医学部卒
臨床研修病院:岩手県立大船渡病院

主体的に取り組む職場で対応力がつきました

幅広い症例を経験

 中央病院出身の先生方から「臨床研修先の病院として、とてもいいよ。」と伺っていました。学生時代に見学に来た際、病院全体の雰囲気がとても良かったことを記憶しています。研修医が主体的に診療にあたっていて、ここで研修したら力がつくだろうと、即決しました。軽傷から、重症の患者さんまで、自分が思ってた以上にさまざまな診療を経験でき、1年経つ頃には対応できることが増えたと感じています。岩手県は県立病院が多く、そのスタッフの方々とも研修会などで顔を合わせて情報交換をしたり、たすきがけ研修で他病院の研修医との交流もでき、盛岡にいながら多くの知識を吸収し、実りある研修となっています。これからも先輩先生方を手本に、患者さんに信頼される医師を目指し、同期、後輩とともに頑張ります。

木村 秀

木村きむらしゅう

秋田県秋田市出身 1997年生まれ
東北大学医学部卒
臨床研修病院:岩手県立中央病院

いいとこどりができる自由度の高いプログラム

大学図書館も活用

 地域枠で入学したため、3年目以降は県立病院に勤める機会が多くなると思い、2年間は大学病院の医療を経験したいと考えました。岩手医科大学附属病院では診断や治療が難しい症例も多いですが、大学図書館なども活用し、学びを深めながら研修できることも魅力の1つです。診療科が多いのも特色ですが、各診療科の研修を終えると、今まで見えてこなかった身体所見や症状にも目を向けられるようになり、幅広い視野をもつことの大切さも学ぶことができます。専門性の高い医療に難しさを感じることも多いですが、エコーやCVなど研修医向けの講習会も充実しており、医学生との関わりも成長につながっています。たすきがけ研修できる期間も長く、市中病院の医療もバランスよく経験でき、研修医の希望次第で多くの機会を得ることができ、研修の幅を広げることができます。

小山田 夕芽

小山田おやまだ夕芽ゆめ

岩手県盛岡市出身 1997年生まれ
岩手医科大学医学部卒
臨床研修病院:岩手医科大学附属病院

手厚い指導を受けながら多くの経験を積んでいます

将来は岩手に恩返しを

 宮古市の奨学資金を借りたので、義務年限に含まれない臨床研修の段階から来て、職場や生活環境に慣れようと考えました。同期がおらず私1人ということもあり、どの科の先生にも手厚く指導していただき、胃カメラやカテーテルなど、さまざまな経験を積ませてもらっています。高齢の患者さんが多く、疾患が組み合わさった複雑な病態のこともありますが、上の先生に相談しながら診察を進めることができます。医師不足の地域で働くことになるので、どの診療科を選んだとしても、全身を管理できるような総合医的な医師になりたい。奨学金をいただいて宮古市と岩手県に育ててもらっているので、徐々に力をつけて恩返ししていきます。

長田 昂祐

長田おさだ昂祐こうすけ

群馬県前橋市出身 1991年生まれ
聖マリアンナ医科大学医学部卒
臨床研修病院:岩手県立宮古病院

地域の特性を理解し診察できる医師に

外との交流が刺激に

 奨学金の関係から、岩手で働くことにしました。磐井病院にしたのは、研修医が少なく、現場で経験を積みながら実力をつけていけるのではないかと考えたからです。同期は皆、異なる大学の出身です。当直の経験を伝え合うなどコミュニケーションは密にとっていますし、上級医と同じ部屋で過ごしているので、すぐに質問できる風通しのいい環境です。県内外から来るたすきがけの研修医を通じて他病院の強みの分野を教えてもらうなど、いながらにして外との交流ができて刺激になっています。奨学金の義務年限が終わっても岩手で働くつもりなので、広い県土を持つ岩手の各地域の特性を理解し、患者さんと一緒に治療方針を考えていければと思います。

平田 雄一朗

平田ひらた雄一朗ゆういちろう

鳥取県境港市出身 1995年生まれ
東北医科薬科大学医学部卒
臨床研修病院:岩手県立磐井病院

各病院での良い出会いが将来を考える貴重な体験に

岩手を第二の故郷に

 大学では岩手県の奨学金をいただいて学んだので将来的に長くお世話になりますし、第二の故郷にできればという期待を込めて、臨床研修から岩手に来ました。盛岡市立病院は臨床研修医の定員が4名と少人数なことから、先生方を独り占めするような感覚で指導していただけますし、事務の方も丁寧に相談にのってくれます。たすきがけで胆沢病院と盛岡赤十字病院、岩手医科大学附属病院に行きました。地域によって病院が担う役割が異なることを肌で感じるとともに、病院が地域に密着し、患者さんに頼りにされていることも分かりました。県内の各病院での良い出会いは、自分の興味の方向や今後のキャリアを考えるきっかけにもなる貴重な経験でした。

邑松 友梨

邑松むらまつ友梨ゆうり

宮城県仙台市出身 1997年生まれ
東北医科薬学科大学医学部卒
臨床研修病院:盛岡市立病院

責任を持って治療方針を決定

幅広い疾患を診るために

 医者がいない地区の出身だったことから、将来、おじいちゃん、おばあちゃんの健康相談にのれる存在がいたほうがいいかなと思ったのが、この道に進んだきっかけの一つです。学生時代から、幅広い疾患を診ることができる総合診療科に特に興味がありました。私が入ったイーハトーヴ総合診療科プログラムは関連施設が多く、その中から「ここで学びたい」と思う病院を中心に研修しています。初期研修は中央病院で、専攻医1年目は2月まで中央病院、3・4月は必修の救急科研修を岩手医科大学附属病院の高度救命救急センターで受けて、5月から中部病院に来ました。自由度が高く、私がしたい勉強を希望する病院でさせてもらっていて、非常に私にとってはありがたいプログラムです。

患者さんとの対話が大切

 専攻医になって、患者さんとご家族と相談して、検査や治療方針などを決め、その決定に対し責任を持つという立場になりました。今も上級医に相談しつつではありますが、患者さん本人とご家族と対話し、考えを確認することが重要だと実感するようになりました。判断材料をもとに、どうやって決めていけばいいのか、そのプロセスが徐々に分かるようになってきたと思います。将来は在宅医療、地域でのかかりつけ医のようなポジションで働きたいと考えているので、いろいろな先生方からご助言頂いた「検査結果やカルテを通じてではなく、目の前の患者さんを見なさい」という言葉を大切にしながら、今のうちにしっかり自分の診療レベルを上げていきたいと思います。

千田 喜子

千田ちだ喜子きこ

専攻医

岩手県滝沢市出身 1996年生まれ
岩手医科大学卒
臨床研修病院:岩手県立中央病院

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パンフレット
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